pixta_9405669_S健康な家計で家を持つための7つのポイントの続きです。

 

前回のコラムはこちらです。

 

今回は「支払時期から逆算した資金の用意をする」です。

 

pixta_13346560_S会社で言うところの資金繰りは家づくりにも当てはまる

「資金繰り」なんていうと仰々しいかもしれませんが、注文建築では資金の支払時期が複数回あります。

 

契約時 上棟時 引渡時

 

が一般的です。

 

土地から購入するなら購入の手付金、土地残代金の支払いなどがあります。もし設計事務所へお願いするなら設計契約時 実施設計完了時 など更にタイミングが増えます。

 

住宅ローンや自己資金で必要な資金は確保できているとしてもまだ安心するのは早いのです。

 

住宅ローンの融資実行タイミングに注意

例えば住宅ローンは必要なタイミングで融資実行できますか?

 

フラット35を利用するなら尚更です。pixta_13251515_S

 

フラット35は建物が完成して検査に合格しないと融資実行ができません。

 

ということは土地購入残金や契約金、上棟金では融資実行できないということになります。

 

そのため「つなぎ融資」という短期の融資の手配が必要になります。

 

銀行はもう少し実行のハードルは低いかもしれませんが、つなぎ融資を利用しなければいけない銀行もあります。

 

運用に回している自己資金は要注意

かつて家づくりをお手伝いしたお客様でこんな事例がありました。

 

全額自己資金で建築される予定の方でした。上棟金までは特に問題なく支払いが出来ました。

 

ところが肝心な引渡し時のお金の工面ができないという話になったのです。

 

引渡し時に支払いができないと引渡しがされません。つまり家は完成しているのに鍵を渡してもらえないということです。

 

この方の事情はこうでした。

 

引渡し時金は保有している株式を売却して資金に充てる予定でした。

 

ところが工事期間中に株相場が暴落。一向に値が上がってくる気配がありませんでした。

 

今、売却すると売却損が出てしまうので売りたくない。でも支払いはしなければいけない。

 

困った挙句、仕方ないので急きょ住宅ローンを借りました。

 

株式相場が回復すればすぐに返済できるかもしれませんが、いつ回復するのか読めない状況でした。

 

「株式を売却して工事代金に充ててはいけません」という話ではもちろんありません。

 

でも必要な支払タイミングに資金が用意できるように早めに売却をしておくなどの準備が必要です。

 

株式だけに非ず 資金の用意に注意が必要なもの

pixta_1788341_S株式に限らず解約に時間がかかる定期預金や財形貯蓄などは注意が必要です。

 

財形貯蓄は勤務先で手続きをする必要もあり、時間がかかります。

 

定期預金はすぐに解約はできるもののATMで思い立ったときにすぐに現金が引き出せる類のものではありません。

 

そんな感じにご自身の自己資金は支払いのタイミングから逆算して対応をしていくことが大切です。

 

住宅ローンを借りる予定なら絶対にやってはいけないこれ

資金の用意のタイミングを考えなければいけないと書きましたが、やってはいけないことがあります。

 

もし財形貯蓄などの解約手続きが遅れてしまって、支払いのタイミングに間に合わないからとちょっとキャッシングするとかカードローンを使うなどは新しい借入が増えるのでNGです。

 

何故なら住宅ローンの申込の時よりも借入が増えてしまうと、住宅ローン実行に悪い影響を及ぼす可能性があります。

 

最悪、融資承認を取り消すようなことが起きるかもしれません。

 

実際に先日も引越しに備えて新居で使う家具などを先に分割払いで購入された方がいました。

 

この時は 「分割払い=新たな借入の発生」 ということで返済比率の問題もあり、融資の実行が保留になりました。

 

せっかくの新居に入居できずに待たなければいけないなんてできれば避けたいですね。

 

そんな資金の準備も含めた家づくりのお金のご相談をお受けしています。
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